分子疫学研究室

フォーラム

バイオセキュリティ2009「新型インフルエンザ・パンデミック社会連携モデル」:終了

目的
今年4月頃、豚由来のインフルエンザ(H1N1)がアメリカ、メキシコに出現。その後人から人に効率的に感染を続けて各国に感染が広がり、6月11日にはWHOがフェーズ6の新型インフルエンザ・パンデミックを宣言するに至りました。日本でも5月の連休明け頃から新型インフルエンザ患者が急増し、関西地区で学校休校する事態にまで発展し、6月の時点でも未だに患者が発生している状況です。

この新型インフルエンザは現在、オーストラリアを中心とした南半球で流行していますが、秋以降再度日本でも大流行する、そして重症化する患者が増えることが懸念されています。仮に季節性のインフルエンザと同程度の重症化率であったとしても、ほとんどの人が免疫を持っていないことから季節性のインフルエンザの数倍の患者が発生するかもしれず、その場合、当然ながら入院患者数、重症患者数、さらに死亡数も増加することになるでしょう。急激な患者数の増加は、人々の不安を煽って社会経済活動を麻痺させ、また地域医療をも崩壊させかねません。

それでは急激な患者の増加を抑制するためには地域社会には何ができるのでしょうか。濃厚接触者の早期隔離、学校の閉鎖、集会の禁止、ビジネス活動の制限、患者の家族によるケアなどが考えられます。しかし一方で、人々の生活を維持するための基本的な社会経済機能は極力維持されるべきです。また、そうした社会的対策を取るにあたっては、事態の推移を予想しながら長期的な視野に立つとともに、先手を取って迅速に決断することも必要でしょう。

そこで今回は、新型インフルエンザ対策に何らかの形で関与する立場にある方々を対象にして、性質の異なる2種類の新型インフルエンザの流行を想定したシナリオを提示し、それぞれの状況において「急激な患者の増加を防ぐために地域社会は何ができるか」をテーマとして討論したいと思います。討論に当たっては、参加者から事前にアンケート調査を行い、フロアーからの意見を集計するなど、フロアー参加型のセミナーにします。
なお、今回は、発熱相談センターや発熱外来の設置など、保健行政や医療態勢の問題については扱いません。

皆さんの参加をお待ちしています。
日時
【終了しました】
平成21年9月11日(金)/午後1時〜午後6時
場所
東京慈恵会医科大学
http://www.jikei.ac.jp/univ/access.html
大学1号館 3階講堂
http://www.jikei.ac.jp/univ/access_s.html
費用
参加費:4,000円
※参加の可否通知の際にお知らせする指定口座にお振り込みいただきます。

【懇談会:希望者のみ】
 場所:慈恵医大内「リーベ」
 時間:6:30〜7:30
 費用:3,000円
 ◇懇親会費は当日懇親会会場受付にてお支払い下さい。
講師
パネリストとして
@ 国立感染症研究所 情報センター長 岡部信彦 氏
A 防衛医科大学校 准教授 加来浩器 氏
B イオン株式会社グループ管理リスク担当 長尾博昭 氏
C 神戸市保健福祉局 局長 桜井誠一 氏
D 産経新聞社 社会部記者 杉浦美香 氏

※急にキャンセルになる場合がございます。あらかじめご了承ください。
対象
議員、政府関係者、地方自治体関係者、医療関係者、感染症専門家、重要インフラ関係企業を含む民間企業関係者、メディア関係者、学校関係者
方法
申し込み方法とその後のスケジュール

@ 申込期間 [終了しました]
下記「オンライン申し込み」サイトからお申し込み下さい。
★サイトからアクセス出来ないなど不具合の生じる方は、FAXにてご連絡下さい。
FAX 03-5400-1250

A 参加者の決定とお知らせ [終了しました]
主催者から参加の可否について8月28日(金)までにe-mail でお知らせします。
会場の都合により参加の可否を制限させていただきますことを予めご了承ください。

B 事前アンケートへの回答 [終了しました]
参加が決定した方には、その旨をお知らせするe-mailで事前のアンケートをお願いします。9月4日(金)までにご回答下さい。アンケート集計結果については、セミナー当日に公開する予定です。
※また、懇親会参加・不参加もご回答下さい。
説明
主 催  東京慈恵会医科大学 bio-TTX 2009 実行委員会
◆実行委員長
 浦島 充佳 (東京慈恵会医科大学)
◇実行委員 (五十音順)
 片山 善雄 (防衛研究所)
 河本 志朗 ((財)公共政策調査会)
 北村 有紀 (NTTデータ)
 小島 俊郎 (日立製作所)
 橋本 靖明 (防衛研究所)
 舟 橋 信 ((財)未来工学研究所)
 宮坂 直史 (防衛大学校)

詳細

【終了しました】 2009年09月11日
1:30〜6:00
1:00〜1:30 挨拶 セミナーの背景、目的、進行について
1:30〜3:30 シナリオ I
          (休憩)
4:00〜6:00 シナリオ II

シナリオ:当日提示
参加者には事前にアンケート調査票を送付し回答をいただく予定です。
当日は、集計機により、その場で会場全員の意見を伺います。

チャタムハウスルール*を適用します。
* 研究会における発言を公刊文書やマスメディアにおいて引用する場合、議論の内容そのものを引用したとしても、発言者が特定されるような形では行わないことです。このルールによって、皆さんの発言が勝手に使われなくなります。ご理解とご協力をお願いします。
メディアのカメラが入る可能性もありますが、壇上のみの撮影とさせていただきます。