分子疫学研究室

過去のセミナー

【平成19年度】生物統計コース(10回)

目的
臨床研究を行う上で役に立つと思われる、統計学の基礎的な概念から多変量解析を解説します。この範囲は米国の公衆衛生大学院での2学期分の統計授業に相当します.テキストは英文ですが授業は日本語となります。また統計ソフトウェアSTATAを使用してデータ解析の例を実際に各参加者に行ってきます(参加者全員が講堂備え付けのコンピュータを使用できます)。
日時
終了しました
場所
東京慈恵会医科大学 大学1号館 4階講堂
費用
20,000円 (大学生・大学院生は10,000円)
講師
松 島 雅 人 (東京慈恵会医科大学 臨床研究開発室)

詳細

1.統計学の目的・記述統計、STATAの基本的な使い方 2007年11月2日
19:00〜21:00
記述統計の手法をコンピュータ・ソフトSTATAを用いて実践します。
2.確率と分布 2007年11月16日
19:00〜21:00
統計学の理解に必要な確率の概念、公理および特に有用な主な確率分布(正規、2項、ポアソン、t、カイ2乗)を解説します。
3.推定と検定 2007年11月30日
19:00〜21:00
点推定と区間推定、検定の概念について解説し、STATAを用いて実践を学んでいただきます。
4.検定T、パラメトリック 2007年12月14日
19:00〜21:00
t-検定(paired, unpaired)、カイ2乗検定について実例を挙げ、STATAを用いて実践していただきます。
5.検定U、ノンパラメトリック 2008年1月11日
19:00〜21:00
Wilcoxon の順位和検定、符号順位検定などのノンパラメトリックの方法について解説します。
6.分散分析T 2008年1月25日
19:00〜21:00
3群以上の平均値の検定として、分散分析と各種 multiple comparison test を解説します。
7.単回帰分析、重回帰分析 2008年2月15日
19:00〜21:00
回帰分析を解説後、ベクトル、行列を用いて重回帰分析について説明します。
8.ロジスティック解析、生命表 2008年2月22日
19:00〜21:00
交絡因子の制御法としての Mantel-Haenzel 法、そしてロジスティックモデルを解説します。 また、生命表分析をSTATAにて実践していただきます。
9.ロジスティック解析、生命表 2008年3月14日
19:00〜21:00
前回のつづきを行います。
10.分散分析U 2008年3月28日
19:00〜21:00
2元配置分散分析(factorial design, randomized complete bloce design)とともに、 経時的データについての repeated measure ANOVA について解説します。