分子疫学研究室

REUTERS 掲載のご案内

 室長浦島充佳先生の「インフルエンザに関する臨床研究」の概要およびコメントが『 REUTERS 』にも掲載されました。
http://www.reuters.com/article/idUSTRE62I3MK20100319
ご興味のある方はご覧下さい。

【浦島充佳准教授のコメント】
 慈恵小児科関係の多施設共同研究で、ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果をみるために行った二重盲検ランダム化プラセボ比較試験の結果がAm J Clin Nutri に掲載されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20219962
 具体的には、ビタミンDサプリメント投与群のインフルエンザA発症頻度は10.8%だったのに対して、プラセボ投与群では18.6%だったというものです。
 掲載後、REUTERSからコンタクトがあり記事となりましたので皆さんにお知らせいたします(上記)。
 現在、癌、パーキンソン病、アトピー性疾患に対するビタミンDの効果をみるために、二重盲検ランダム化プラセボ比較試験が進行中です。
 学祖木兼寛はビタミンが発見される前に疫学手法により栄養の偏りが脚気を引き起こすことを発見し、これを完全に予防することに成功しました。私もその偉大な功績に少しでもあやかれればという思いで日夜研究を続けていきます。
2010年03月23日